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The Power of NOW

これはですね、東京ヨガでヨーガスートラ講座などを担当してらっしゃる伊藤先生が、YOGAYOMUのコラムで、この「The Power of Now」という本を読むと、スートラに書いてあることのエッセンスはすべて入っている、というようなことを書いてらっしゃったので、その日のうちにアマゾンで注文したものです。

著者のEckhart Tolleという人はまだ生きてる人です。

生きてる人が書いたものはあんまり有り難味がない、というと失礼ですが、どうしても「こんなに売れたら印税入って儲かるよなあ」などと、下世話な発想をしてしまうワタシ。

しかし、たしかに平易な言葉でとってもスムースに読めます。スピリチュアルというより、アメリカ人らしく自己啓発本に近いでしょうかね。

面白かったのは、聖書の言葉の「ヨガ風」解釈がたくさん出てくること。私は幼稚園からミッション系に通ったので、聖書の話はよく聞かされ読まされて育ったのですが、聖書のこのフレーズは、なるほどそういう意味なのか、そういう解釈ができるのかと、ある意味目からうろこでした。

宗教くさいのはどうも敬遠してしまいますが、私自身、逆に最近は「神」という呼び名にそんなに抵抗なくなってきた気がします。どんな名前でも、全部同じ「それ」を指しているらしい、というのがわかってきたからだと思います。

よくアサナのクラス中でも「here and now」などと言ったりしますが、まさにその「now」がこの本のタイトル。「いまここ」にフォーカスすることで幸せになる。

スートラのエッセンスって、こういうことなのかなあ・・・

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生物と無生物のあいだ

分子生物学者の福岡伸一さんのベストセラーです。

新聞のコラムで福岡さんの文章を読んで、これ読みたいと思っていて、最近やっと購入。

どうも最近は、なんでも「ヨガっぽい」視点で解釈してしまうもんで、「これはラマナ・マハルシ師の言ってるアレのことじゃないか?」なんて勝手に結び付けて、「ふむふむ」「はあ?」となどとやりながら、昨日読み終えました。

「ふむふむ」なところを一節引用します。

『肉体というものについて、私たちは自らの感覚として、外界と隔てられた個物として実体があるように感じている。しかし、分子のレベルではその実感はまったく担保されていない。私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」でしかない。しかも、それは高速で入れ替わっている。この流れ自体が「生きている」ということであり、常に外部から分子を与えないと、出ていく分子との収支が合わなくなる』

これを読んで思い浮かんだ句が、

ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず。

これって人間の身体のことだったんだ~

このほかにも、エントロピーの法則、動的平衡、いろいろ新鮮な言葉を学びました。まったく人体の不思議です。一体なんで?だれが何のために?・・・いや、理由や目的というものを考えるのが人間の浅はかさ、なのかもしれませんね。

やっぱりすべては「神の意思」、あるいは「神の遊び」なんだ、きっと。

それにしても、分子生物学者ってものすごい数の実験動物を殺してきたんだなあ・・・合掌。